この、「沈まぬ太陽」を読んだキッカケは、図書館に勤務する友人のススメからでした。分厚い文庫で全5冊、本を読み始めると熱中するタチなので、読み始めるのを躊躇してたのですが… やっぱり読み始めたら一気に読んでしまいました。本の内容は、日航機御巣鷹山墜落事故を中心とした、当時半官半民だった日本航空の腐った内部事情の告発を、ストーリー仕立てにしたような感じです。(文中では国民航空、関係者いましたらゴメンナサイ)
この作品は実在する会社と人物をモデルにしていますが、御巣鷹山編だけは正直言って、実際に見聞きした当時の衝撃が蘇ってきそうであまり読み返す気にならない部分です。 この本では主人公がふとした事をきっかけに、組合の委員長になる。そして組合員のため、空の安全のために行ったストにより、人事で海外の僻地をたらい回しにされ…。最近の日航の不祥事を見ていると、相変わらず同じ事を繰り返してるんだなと…そして会社の体質って一朝一夕に変わんないんだということも。 「不毛地帯」「白い巨塔」を世に送った社会派の山崎豊子さんは、おそらく丹念に取材で得た事実を元に話を組み立てていったのでしょうが、それぞれのエピソードはリアリティ溢れていて圧巻でした。今年で日航機墜落から20周年、マスコミでも大きく取り上げられましたが、ちょうどお盆の時期でテレビ報道を食い入るように注視した記憶がよみがえり、胸が痛くなりました。 JR西日本の列車事故もしかり、巨大企業による利益最優先の経営姿勢が、人権と人命の軽視につながっていくことへの警鐘を鳴らした作品として、ぜひご一読を。 |
神宮の森周辺は、国立競技場、神宮球場、東京体育館とスポーツ施設が集中してるとあって、ジャージー姿で行き交う若者と多くすれ違いました。
ワタクシが行った日は、東京体育館でWカップ男子バレー、国立競技場では関東大学ラグビー伝統の一戦早大―明大戦が行われており、千駄ヶ谷駅前では紫のラガーシャツの学生が新聞を配っていました。 な、なんと「明大スポーツ」編集もプロ真っ青の本格的な新聞です。TVで6大学野球でこの種に新聞が無料配布されてるとことは知ってましたが、さすが伝統の6大学カネかかってます。試合結果は、71失点は明早戦での史上最多失点で明大の負けだったようです。 これからウィンタースポーツ・シーズン、家でコタツに入りTV見てる機会が多い中、楽しみな季節でもあります。 |
最近とんとカラオケ歌ってないな〜。ないものねだりで一時期森田公一とトップギャラン「青春時代」(作詞阿久悠、作曲森田公一)をよくシャウトしたものですが、今の若い人は曲さえ知らないでしょうね。昭和51年のヒット曲で、青春というよりは残春時代のころの曲でした。歌詞にある「青春時代の 真ん中は道に迷っているばかり」恥ずかしながら、この年になってもいまださ迷いっぱなしです。
人は年齢を重ね,経験を積み,世間に慣れていく過程で,青春の劇が失われて行く,だから「夢」として回想するしかないのかもしれませんね。さ〜在りし日の青春の熱き心を一緒に歌いましょう(笑)! 「卒業までの 半年で。 答えを出すと 言うけれど 二人が暮した 歳月(トシツキ)を 何で計れば いいのだろう 青春時代が 夢なんて 後からほのぼの 思うもの 青春時代の 真ん中は 道に迷っているばかり 青春時代が 夢なんて 後からほのぼの 思うもの 青春時代の 真ん中は 胸に刺射すことばかり」 |
演歌はあまり得手でない方だが「昭和の歌謡曲」という番組で八代亜紀の「舟唄」が流れていて、高倉健主演の映画のワンシーンを思い出した。
この映画は、1981年第5回日本アカデミー賞受賞作品高倉健主演の「駅STATION」で、脚本はあの「北の国から」の倉本聡、「鉄道員ぽっぽや」の降旗康男というからスゴイ。 高倉健の役は警察官でピストルの名手で過酷な五輪強化選手訓練の最中、三上刑事は過ちを犯し、そして妻と離婚する。別れのシーン雪の駅でのいしだあゆみの表情は泣けました。独特の列車の別れのシーンはこの頃から倉本流ですね。 終り頃のシーンには、健さんが駅前の酒場で飲んでいて流れる歌が八代亜紀の「舟歌」である。大晦日の酒場のシーンで、テレビは紅白歌合戦を放映しており、そのテレビからこの歌が流れてくるのである。そのときの倍賞千恵子のセリフがニクイ「男たちは、この時期になると家に帰るのよ」健さんは、無言でこの歌を聞きながら、倍賞千恵子の酒場を出て、一人、駅に向かったのでした。「♪酒はぬるめの燗がいい〜 肴はあぶったイカでいい…」いや〜健さんは、やはり演歌が似合うわ。 〜画像は、昨年に続いて9月に寒河江までやってきたSLです〜 |
山形では珍しいチェーン店のラーメンを紹介します、「修ちゃんラーメン」いうんですけどね。どこかで聞いたことのあるような店名ですが、3〜4年前わが町にもオープンしました。チェーン店というと、オリジナリティ不足を指摘するムキもありますが、どうしてどうして…。
旨みのあるスープ。ベースは独自の素材をプラスし、研究を重ねたコクのあるスープだ。修ちゃん自慢の自家製麺手もみ麺。なるほど、中華そばは一度食べたらやみつきなるほど美味い。その手もみ麺にスープがほどよくからみあってのど越しも良い。ワタクシはシンプルなラーメン専門ですが、「隣の芝生」じゃないけれど、隣のオヤジが食べてる五目ラーメンも美味しそうでした(笑)。 |
の名言で知られる岡本太郎センセイが亡くなってから久しいですが、氏のデザインによるオブジエが身近なところにありました。実は寒河江市役所の2階ロビーに「光る彫刻」という作品。大阪万博の太陽の塔に似たデザインですが、実に奇妙な形をしていてやっぱ爆発だ(笑)「お宝探偵団」に出したらいくら値をつけるかな?と言ったらゲージュツ家に怒られるかな?あの小田和正がこっそり見に来たときもあるとか、ブログに載っていました。
〜小田和正ブログより〜 2002年6月5日 (水) 今日は山形から寒河江に足を伸ばした。K.ODAが東北大の学生だった頃訪れたという、寒河江の市役所に行くためである。あの黒川紀章が設計したと言う市庁舎は、たしかに一風変わった建物であった。中には岡本太郎作のオブジェが目立つところにあり、寒河江という場所とどんな関係があるのかちょっと見当が付かなかった。しかも職員にK.ODAが「あのオブジェ岡本太郎?」と聞いても「わかりません」というくらいだから馴染みは薄いに違いない。もやもやした気持ちのまま我々は市庁舎をあとにした。 |
そう、あの宮沢賢治のものだ。先日、花巻の訪れた羅須地人協会(晩年の住んだ家)の伝言板に今でも書かれている。訪れる人に賢治さんの凛とした生き方を伝えてくれる黒板です。
自宅は花巻空港の横にある花巻農業高校に移転されているので、「下ノ畑」は実際にはもっと離れたところにある土地なのですが、今もまだ賢治さんが清く理想を掲げ、田畑で汗を流しながら人々とともに生き続けているような思いが伝わってきます。 昔は、ほかの家に訪問するとき、了承を取ってから伺うことは少なかったのではないかと思う。今のように、携帯電話や電子メールはもちろんのこと、電話もあまり普及していない当時では「こんにちわ〜」と突然お邪魔してもそれが不思議ではない。 今は訪問する方があらかじめ連絡するのが現在のエチケットとなっている。 時間に無駄がなく過ごせるという意味では、便利な世の中だ。さしずめ現代で『仕事ニ出カケテ居リマス』と黒板に書いてあれば、「泥棒さん、お入りください」と言っているようなものだ。 何かにつけ大らかに生きた昔のほうがいい時代じゃなかったか、との思いを強くする今日この頃である。 |
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拙宅でも、ひな祭りに呼応して、玄関先に雛人形を展示しました。昨年までは床の間に飾っていたのですが、カミサンが某宅を訪問したら「玄関先に雛壇が飾ってあって素敵だった!」とのことで、玄関に落ち着いたようです。ただ、ワタクシ今夜帰宅した時、玄関空けてビックラこきましたよ。思わず戸を閉めて、表札を確認してしまいました(笑)。そんなわけで、バラクーダの日本全国酒飲み音頭に合わせて「♪3月は、ひな祭りで酒が飲めるぞ〜、のめる飲める呑めるぞ〜酒がのめるぞぉ〜」。
さて、お雛様展という古くから山形で河北町が有名ですが、わが寒河江市でも下記の3箇所で、享保雛展が開かれているようです、興味ある方はどうじょ。
・料亭慈恩寺陣屋/1月28日〜4月30日10:00〜17:00
・古澤酒造資料館/3月25日〜4月3日9:00〜16:30
・チェリーランド「臨川亭」/3月25日〜4月3日9:00〜17:00